Valleのガンバ大阪日記

初年度なのでまずはリーグ戦から。ぼちぼちやっていきます

〜嵐の夜に〜 J1第30節 vs浦和(away)

10/22 17:00 k.o

浦和 3-3 G大阪


得点者

G大阪:ファンウィジョ(54分)、赤﨑(67分)、呉屋(90+2分)

浦和:ラファエルシルバ(50分/64分)、興梠(73分)




もはやこの時期の風物詩となった埼玉スタジアムナショナルダービー


リーグ優勝の大一番となった2014年、

2ステージ制移行によるチャンピオンシップで120分の死闘を繰り広げた2015年、

そしてリーグ戦では0-4と一方的な試合となったものの、その翌々週にルヴァン杯決勝で両チームが再度相見えた2016年。


それぞれの試合に何かしらのタイトルが絡み、他サポーターも注目するビッグマッチの様相を呈していましたが今年は少し毛色が異なりました。



両チームとも今季は不調により早々にリーグ優勝争いから脱落し、台風の影響もあり観客数も2万人にまで減少。

また、浦和レッズは先のACL準決勝で上海上港を撃破し、中3日というタイトな日程で本日の試合を迎えました。




ガンバ大阪は4-4-2のフォーメーション。

監督が起用を明言していたMF中原とFW赤﨑がスタメンに名を連ねます。

一方の浦和レッズは先述のACLから武藤とズラタンを入れ替えた程度でほぼ同じメンバー。

4-3-3のフォーメーションで試合に臨みました。



やはりと言うべきか、ここ最近のガンバの低調なパフォーマンスは変わらず。

中盤より前でボールを保持する形が全く見られず、相手に主導権を握られます。


前半は何とか堪えていましたが後半5分。

中盤でボールを保持する浦和の楔のボールから複数人の相手攻撃陣に押され、最後はラファエルシルバに決められ先制を許してしまいます。


これでボロボロと崩れていくかと思われましたがまさかの反撃。

後半9分、相手陣内で得たFK。初瀬のキックから大外の遠藤保仁が折り返し、最後はファンウィジョが押し込みすぐさま同点に追いつきます。


漸くモチベーションも上がったのか勢いづくガンバでしたが、浦和がその隙を突きます。

後半19分、浦和のサイド突破からロングパス。これが逆サイドに張っていたラファエルシルバへ。

ガンバのディフェンスラインがマークの受け渡しで一瞬寄せが甘くなったと見るや、狙いすましたシュートをゴール右隅へ叩き込みます。



再度リードを奪われ苦しくなったガンバでしたが、直後の後半22分。

倉田のクロスから赤﨑がリーグ戦初ゴールとなるスーパーボレーを決め、同点に追いつきます。


しかしその6分後でした。

後半28分、ガンバディフェンスラインの間を縫ってゴールに襲いかかったのはリーグ得点ランキング首位の浦和・興梠。今季21ゴール目を決めます。



さすがに厳しいと思われたゲームでしたが、後半ロスタイムにドラマが待っていました。


ガンバのCK。

初瀬のキックから途中出場の呉屋のヘディングが決まり、ガンバが三度試合を振り出しに戻しました。



こうして両チーム一進一退のシーソーゲームは3-3、

痛み分けで幕を閉じました。





結果的に三度のビハインドを追いついた形となったガンバ大阪ですが、

内容的には相変わらず良くなく、負けても全くおかしくない試合展開でした。

守備でも攻撃でも、どこかモタついていて機敏な動きをみせる選手がまず見当たらない。


DF初瀬やMF中原あたりは若手らしく(という言葉は個人的にも嫌いですが)せめてチャレンジの動きを見せなければ、起用された意味というものが無くなってしまいます。

ポジショニングやパスの精度など、技術的にまだ目を瞑れる点を改善するよりは、先ずは気持ちのこもったプレーだけでも見せてほしいと思います。


そして、何よりの問題はベテラン。

浦和の3点目もそうですが不用意かつ中途半端に前に飛び出し穴を作るDF今野。

最近本当に運動量が著しく落ちているMF遠藤。


選手が揃って怪我し、苦しい状況とはいえ最終ラインに今野を置くのは止めてほしい。

何度も言うようですがDF野田は、そんなにダメなのですかね。そろそろ使ってほしいのですが…


そしてMF遠藤保仁ですが、セットプレーのキッカーすらDF初瀬に任せきりとなり、

もはや何が取り柄で試合に出ているのか分からなくなりつつあります。

今日は1点目のアシストはしてくれましたが、あれだけでは…

運動量やフィジカルコンタクトといった面での衰えは仕方ないにしてもそれ以外、

攻撃の組み立ての起点になるとか、気の利くところに居て味方のパスの出しどころになる、といったボールに絡む意識をもっと見せてほしいと思います。





今季も残すところ、あと4試合となりました。


残り、何を目標に戦うのか?



「勝利」という漠然とした目標ではなく、

どう戦って勝利を目指すのか。勝利を挙げるために必要なものは何か。


プロとして、具体的に考えて試合に臨んでほしいですね。










…3点取ったのに何でこんなにネガティブなんでしょう(-.-;)

ちょっと反省します。